クオホーム本田です。
早くも今年最後の見学会となりました。

家づくりの情報収集は進んでいますでしょうか？

弊社には毎日のように全国から質問が届いております。
中でも多い相談が、下記の２つ。

「情報が多くて何を信じたらいのか、わからない。」
「耐震性能、温熱性能、耐久性をどこまで高めたらいいんですか？」

うーん、たしかに答えるのも難しい…

特に性能をどこまで高めるかはプロによっても意見が分かれるところ。
最終的には、建てる人の価値観とご予算で決めるしかないのが、実情です。

僕なりの見解を言えば、一定の性能は間違いなく必要です。
事実、創業当初から一貫として性能UPを意識してきました。

そのおかげで、こんな感想を頂けることが多かったです。

冬でも布団から出るのが全然平気！

ご近所さんから「何年たってもカッコいい外観ですね」って言われます。

いいのか悪いのかわからないんですけど、地震が来てもビクビクしなくなりました。(笑)

ただ、最近は、お引き渡し後のオーナーさんの感想に変化が出てきました。

どう変わったかと言いますと、性能面での感想ではなく、
「庭を作ってよかった～。」
そう、おっしゃられるオーナーさんが、すごく増えたのです。

これを聞いて不思議に感じますか？

聞いてみると理由は様々。

まとめて考えると、家にいる時間が長くなり、どうしてもストレスが溜まってしまう毎日。
そんな中、家族みんなの心の癒しに繋がっていたのが、「庭」の存在だったようです。

これまで頂いていた「家という建築物の評価」から、「庭を含めた生活スタイル」の評価へ。
僕らの作る家に対して、いつしかオーナー様の評価するポイントが変化してきました。

実はこうした変化は、まさに僕らが目指していたところだったので、素直にうれしかったです。

「クオホームの家をもっと良いものにするために何かヒントはないか」と、ここ数年、設計の勉強をするかたわら、全国のスーパー工務店の家づくりを見学にまわっていました。

その中で感じたことは、家の性能や品質には大きく差はないけれど、庭づくりまで含めた提案力には確実に違いがあるということ。

諸先輩方の設計する家は、例外なく、その家の生活に庭が自然と溶け込んでいました。

1日の疲れを癒すリビングからは、必ず癒しを与える緑が覗き、ウッドデッキは、ただの飾りではなく第2のリビングとして大活躍し、玄関廻りには、印象的な植栽が豊かさを演出し、そのどれもが、そこに住まう家族の幸せな生活スタイルをイメージさせるものでした。

僕にとっては、新鮮な驚きで、耐震性能や温熱性能をどこまで高めるという数字を追う話とは、まったく違うベクトルの家づくりに魅了されてしまったのです。

もし仮に、耐震性能や温熱性能のように心地よさを数字で表すことができたとしたら、「僕らの建てている家はまだまだ改善の余地がある」そう思わざるを得ませんでした。

「庭と一体となった家づくりを、どうにかしてクオホームの家にも取り入れたい。」

ここ数年、1番の課題として取り組んできました。

性能よりも「庭」に喜んで下さるオーナーさんが増えた事は、取り組みが実を結んだことの結果として、またひとつ階段を上がれたかなと少し自信が持てました。

コロナ過で外出できないという事情があったにせよ、植栽が人間の心に好影響を与えることは研究結果でも出ています。

特に在宅ワークや巣ごもりで家にいることが多くなった現在では、「庭」を生活に取り入れることはとても重要です。

今回の見学会会場も、もちろん「庭」にこだわって設計しています。

庭と一体になった設計、緑の視覚的な効果や匂いなどは、写真や動画では伝わりません。
ぜひとも見学会会場で体感してみて下さい。